大問題！公認会計士が業界の裏事情を暴露！守秘義務を守れない人は人生を棒に振ってしまう。

黒ネコです。

昨日は久しぶりに，学生時代からの親しい友人達を自宅に招待して，週末の夜を楽しみました。

２人の友人は，旦那様も一緒に遊びに来てくれたの。

夫婦円満で何よりだわ～♪

食事後のデザートタイム。

「そうそう，最近，ブログを始めてみたのよっ」て報告すると，みんな興味津々！

私が気になってる何人かのブロガー様を紹介したら，A子の旦那様のAさんが，ある会計士さんのブログに食いついたの。

実はAさんは，ベテランの公認会計士さんで，同じ公認会計士として興味が沸いたみたい。

奥様たちの雑談会から逃げ出して，Ａさんはブログを読み始めちゃった。

しばらくおしゃべりに花を咲かせていて，気づけば30分以上経ってるのにＡさんが戻ってこない！

ブログに夢中で，私たちのところに戻ってこないから，呼びにいったのよね。

「そんなに面白い？こっちで一緒におしゃべりしない？」と話しかけると，Ａさんは難しい顔をして，こう言ったの。

「この人，本当に公認会計士？？公認会計士名乗っているだけで偽者じゃない？」

そして彼は続けた。

「本当に公認会計士だとしたら，守秘義務の観点から，本人の倫理観の欠如がひどすぎる。」

「何これ？業界の裏事情とか，業務上知りえたことを話すだけでもまずいし，それをブログで語るって，公認会計士として失格だよ。ありえないよ。限りなく黒に近いグレーだな。」

ちょっと調べてみたんだけど，公認会計士には，こんな秘密保持の義務があるんだって。

公認会計士法第27条（秘密を守る義務）
公認会計士は、正当な理由がなく、その業務上取り扱ったことについて知り得た秘密を他に漏らし、又は盗用してはならない。公認会計士でなくなった後であっても、同様とする。
出典：公認会計士の秘密保持義務・守秘義務【秘密保持契約書の達人】

つまり，公認会計士は，弁護士やコンサルタントの人たちと同じように，守秘義務について非常に注意を払う必要がある職種ってこと。

私がAさんに紹介したブログで語られてる裏事情は，公認会計士になる前の業界で仕入れた知識みたいなんだけど･･･。

Ａさんは，「現在，公認会計士なのであれば，公認会計士の視点から業界の裏事情をネットで配信するなんて，絶対にありえない行為で許されるべきではない！」とばっさりです。

実はこの守秘義務，会計士や弁護士などの職業でない方でも，注意するべきことなんだそうですよ！

確かに，一般の企業にも，「自分の会社の情報を外部の人間に教えてはならない」という社内規則がありますよね。

私の会社にも当然ありますよ。 

そして，守秘義務は，正社員だけでなく契約社員や派遣社員にもあります。

私の会社で働く人は全員，守秘義務の教育を受講し，「守秘義務に関する誓約書」に署名させられます。

派遣社員の方も，派遣元の管理者が派遣先の管理者と「守秘義務に関する誓約書」を結びます。

会社によって違うのかも知れないけど，派遣社員自身が署名することもあるし，派遣管理者が代表して署名して，派遣先企業に提出することもあるみたいです。

ところで，守秘義務って，どっからどこまで守秘する必要があるんでしょう？

実は，結構厳しくて，職場で知りえた業務に係わる情報を，公衆の場で話すだけでも守秘義務違反になってしまいます。

例えば，関係者ではない人が立ち入れる休憩所などで，業務の話をしたりすると守秘義務違反で処罰されるのです。

電車や飲み会で，友達と当該企業が不利益になるようなことを話すだけでも，処罰されるのですよぉ。

当然，SNSやブログ，掲示板などの媒体に会社の情報を書き込むのも守秘義務違反です。

なので，匿名性がある掲示板だからといって裏事情なんて書くのは，絶対ダメ！

ITリテラシーのある人は知っていると思いますが，ブログはもちろんのこと，SNSや掲示板であっても，どこから情報が発信されているか突き止めることはできます。

匿名だから大丈夫かな？と思っていても，調べようと思うと，本人は特定されちゃうのです。

身ばれしないと思っていたら大間違いです！

うっかり，ブログやSNS・掲示板などで，裏事情を暴露するような行為をすると守秘義務違反に問われ，身を滅ぼすことになるかもですっ！

私は，今回Ａさんの話を聞くまでは，守秘義務については漠然としか考えていませんでしたが，今後もブログを続けていくにあたって，しっかり守っていこうと思いました。

私みたいに，あんまり守秘義務のことを意識していなかった方，特にブロガーさんは注意してくださいね！！